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Blog Sinners 2008

特に何も考えないでだらだらと日常をつづったりつづらなかったりしつつ適当運用なうぇぶろぐ。現在のところほぼ週2運用ー。

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シグルイご紹介

2006/07/18(Tue)00:02

 開設後いきなりの書き込みがパチ関係というのは大変アレだなあ,と思う次第なので面白いなコレ,と思ったモノを少々。

 「シグルイ」を全巻購入したことはサイトトップでも書きました。週末読んでみたのでココではその感想とか。ネタバレとかあるので「これから読むの確定!」な人だけ以下ご注意。

 「シグルイ」とは江戸時代の初期も初期,関ヶ原から程無い頃,駿河城内で行われた,剣士同士の11番勝負を題材にした南條範夫作の短編連作「駿河城御前試合」のうちの(今のところ)「無明逆流れ」をベースにした山口貴由作のマンガ作品です。

 戦でもないのに真剣で試合を行うこと自体,悪趣味且つ狂気の沙汰としか思えないわけですが(上覧試合に出るような腕前の剣士が良くて片方が重傷,下手すると両名死亡ということは藩にとっては損失以外の何者でもない),ココのお殿様がソレを敢行しちゃうというところからこのお話は始まります。

 陰腹を切って諌言する家臣を後目に暴走するお殿様の眼前で行われる第1試合は,伊良子清玄(盲目で片足が不自由な美青年剣士)対藤木源之助(片腕の寡黙な剣士)。いわくありげなこの二人の過去の因縁が現在のお話の主軸です。

 見所としては,迫力のある殺陣表現と剣技の数々,手に汗握るストーリー展開,読む人を選びまくるとびきりイカした造形のキャラクターの飛び散る手足と内臓,そして面白い壮絶な死に様!とこう書けば何処にでもある(無いが)時代劇マンガの売り文句みたいではあります。が,ソコは「シグルイ」。伊達に一部の読者を熱くさせているわけではありません。

 暴虐的な強さを誇る虎眼流当主岩本虎眼の下,入門は遅いながら抜群の天秤でのし上がる天才剣士伊良子,その実力の差をひたすらな鍛錬によって埋めようとする藤木を主軸に,その同門達の他流派との戦いと内部抗争を描いた序盤。そして野心に身を焼くあまり(婉曲的な表現)瞳を失った伊良子の虎眼流に対する壮絶な逆ギレ復讐劇を描いた後半と山口氏一流の無茶なハードな描写は読む者をいろんな意味で捕らえて離しません!※褒め言葉です

 曰く,他流試合における不殺は対戦者をまともな容貌では帰さないための心砕きに他ならない虎眼流の苛烈さ!曰く,破った相手すらその誇りのために憎しみ抜く岩本虎眼のその執念!曰く,師にその口を裂かれてなお虎眼流に忠誠をつくす師範牛股の圧倒的な膂力と絶技!曰く,師の娘の種付け相手を決めるために藤木と伊良子が倒しに向かわされたヤバめなツラの双子の剣士(いかにも○モっぽい)は初登場時に男娼に中出し(しかも双子並んで同時に)!「ぬふぅ」で検索) 曰く,殺された弟弟子(いかにも小姓っぽい)を思い裏山で口淫(セルフフ○ラ)に耽る兄弟子!「ちゅぱ右衛門」で検索

 ………

 …

 えー,こう書いてしまえば一部の腐女子が喜びそうな感じのマンガかとお思いでしょうが内容的にはごりごりのハードコアです!(語弊あり)多少刺激の強い絵柄ではございますが,乗り切ってしまえばソコはソレ,めくるめく熱い展開があなたを待っています!(やはり語弊あり)

 身も蓋もない一言で表せばぶっちゃけ「和風ベルセルク(触あたりまでの)?」風味なわけなのですが,まじめなハナシ面白いと感じたことに嘘はないので一度読んでみてくだしゃんせ。

 読まないのは損です!(言い切った)

んでは♪




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No.3|オタ趣味Comment(0)Trackback()